論文等

原著論文

*Tomohiro Otsuka, Takashi Nakajima, Matthieu R. Delbecq, Shinichi Amaha, Jun Yoneda, Kenta Takeda, Giles Allison, Peter Stano, Akito Noiri, Takumi Ito, Daniel Loss, Arne Ludwig, Andreas D. Wieck, and *Seigo Tarucha,
Higher-order spin and charge dynamics in a quantum dot-lead hybrid system,
Scientific Reports 7, 12201-1-7 (2017).

概要: 開放量子系におけるダイナミクスの理解は、基礎物理や量子デバイス等への応用の観点から重要となる。半導体量子ドットは外界との結合を含め、様々なパラメータを制御できるため、開放量子系における物理を調べる良い実験系となる。私たちはミクロ系における高速状態測定を使って、量子ドットが電極と結合した複合系におけるスピンと電荷のダイナミクスを測定した。この結果、外界への一次と二次のトンネル過程によりスピンと電荷状態が時間的に変化する様子を観測し、中間状態を介したスピンダイナミクスを明らかにした。これらの結果は、量子ドット複合系におけるさらなるダイナミクスの解明や、外界との結合を利用したスピン状態操作、開放量子系のシミュレーション等において有用となる。 【大塚朋廣:実験の実施、結果の解析】
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