論文等

原著論文

*Tomohiko G. Sano and Hirofumi Wada,
Snap-buckling in asymmetrically constrained elastic strips,
Physical Review E 97, 013002 (2018).

概要: オイラー座屈が生じた円弧を凹ませて外力を加えると円弧の曲がった方向が逆転する「飛び移り座屈」の研究には長い歴史があるが、境界条件の非対称性の様な外在的な性質に焦点を当てた研究は見過ごされてきた。非対称な境界条件は板の一端が固体表面と摩擦するような状況で自然に現れる。そこで上端をクランプ、下端をヒンジ条件として非対称に薄い弾性板を座屈させた状態を用意し、上端を左右に動かす実験を行った。すると曲げ方向が逆転し、飛び移り座屈が起きる。その力応答は履歴依存的ではあるが鏡像反転した操作によって再利用可能であり、飛び移りの際に不連続に変化する。本論文では、この「境界条件によって駆動された飛び移り座屈現象」の起こるメカニズム、力応答関係、ダイナミクスを実験的に明らかにし、実験結果を説明する新たな厳密解を構成した。 【Editor's Suggestion に選ばれた。】 
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