論文等

原著論文

*Tatsuaki Tsuruyama,
Information Thermodynamics Derives the EntropyCurrent of Cell Signal Transduction as a Model of aBinary Coding System,
Entropy 20, 145 (2018).

概要: 情報熱力学に基づく細胞シグナル伝達カスケードの解析は、近年長足の進歩を遂げた。 細胞内シグナル伝達カスケードは、リン酸化された活性型、および非リン酸化型不活性型を有する2種類のシグナル伝達分子からなるバイナリーコードシステムと考えることができる。 これらの分子の混合エントロピーの変化の観点から、カスケードにおけるシグナル各伝達ステップ間の情報伝達を評価することを目的とした。 活性型の増加は、シグナリングカスケードにおける各ステップの混合エントロピー変化によって生じる化学ポテンシャルを誘導し、生物学的シグナル伝達を可能にする。 我々は、「ゆらぎの定理」を適用して化学ポテンシャル流を計算し、細胞内シグナ伝達量が、エントロピー電流移動度によって定義されることを示した。
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