論文等

原著論文

Chika Okimura. and Yoshiaki Iwadate,
Hybrid mechanosensing system to generate the polarity needed for migration in fish keratocytes,
Cell Adhesion & Migration 10, 406-418 (2016).

概要: アメーバ運動する細胞は、基層から加えられる力に応答して、移動のための前後極性を生成する。この反応は細胞の種類によって異なる。線維芽細胞のような「遅い細胞」はストレスファイバと呼ばれる細胞骨格を持つ。細胞を接着させたゴム状の基板を1方向に周期的に伸展させると「遅い細胞」はストレスファイバを伸展と垂直な方向に整列させ、細胞の形状も垂直に伸びる。ストレスファイバを持たない好中球様 HL-60 細胞および細胞性粘菌アメーバのような「速い細胞」は伸展と垂直な方向に遊走する。魚類表皮細胞 keratocyte は「速い細胞」でありながらストレスファイバを持つ。ゴム状基板の周期的な伸展に応答して keratocyte は「遅い細胞」として伸展と垂直な方向にストレスファイバを再配列させ、伸展と平行な方向に遊走する。一方、ストレスファイバを除去された keratocyte は、「速い細胞」として伸展と垂直な方向に遊走する。Keratocyte は、移動に必要な極性を生成するために「速い遊走細胞」と「遅い遊走細胞」の両方の要素を含むハイブリッドメカノセンシングシステムを有する。
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