論文等

原著論文

Zeying Che, Jan de Gier, Iori Hiki, *Tomohiro Sasamoto,
Exact confirmation of 1D nonlinear fluctuating hydrodynamics for a two-species exclusion process,
Physical Review Letters 120, 240601 (2018).

概要: 最近van BeijerenとSpohnにより提案された1次元揺らぐ流体力学の理論は、FPU鎖といったハミルトン系の揺らぎや相関に関する長時間の性質の一部を記述するものであり、シミュレーションでは多いに成功を収めているが、その理論的理解は不十分なままである。本論文において我々は、同様に揺らぐ流体力学が適用可能な、AHRモデルと呼ばれる2成分排他過程に対し、グリーン関数に対する厳密解を見出し、それを用いて揺らぐ流体力学の予言を確認することに成功した。多成分系の性質をミクロな立場から調べるという観点からも、新奇性のある結果である。
| |