論文等

原著論文

Atsushi Sakai, Yoshihiro Murayama, Kei Fujiwara , Takahiro Fujisawa, Saori Sasaki, Satoru Kidoaki, and *Miho Yanagisawa,
Increasing Elasticity through Changes in the Secondary Structure of Gelatin by Gelation in a Microsized Lipid Space,
ACS Central Science 4(4), 477-483 (2018).

概要: ミクロゲルは広く使用されているが、力学特性の解析は困難であった。本研究では、マイクロピペット吸引を用いて脂質液滴内にて作製したゼラチンの球状ミクロゲルの表面弾性率を調べた。我々は、ゲルの大きさと反比例し、ヤング率Eが増加することを見出した。ゼラチンミクロゲルの場合、半径50μm以下では、バルクゲルの10倍もの硬さを示した。円二色性分光法およびβシートパッキングの蛍光定量法より、ミクロゲルがバルクゲルよりも構造内にベータシートを多く含むことが示された。すなわち、ゲル化ポリマーの閉じ込めサイズが、タンパク質の二次構造変化を誘起しミクロゲルの弾性を変化させることを示した。 【藤原:CDスペクトルの変化からタンパク質の二次構造がβシートスタッキングになっていることを見出し、その証明実験のデザインと遂行を行った。柳澤:研究全体のデザインと遂行・統括。Elegant Approach to the Controllability of the Mechanical Properties of a Microgel via the Self-Assembly of Internal Moleculesというタイトルの解説記事が同時に出た。】
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