論文等

原著論文

*Shota Norimoto, Shuji Nakamura, Yuma Okazaki, Tomonori Arakawa, Kenichi Asano, Koji Onomitsu, Kensuke Kobayashi, and Nobu-hisa Kaneko,,
Fano effect in the transport of an artificial molecule,
Physical Review B 97, 195313/1-8 (2018).

概要: ファノ効果はエネルギー離散状態と連続状態との間の干渉によって生じる普遍的な現象である。我々は、人工原子、すなわち、2次元電子系上で作製され、直列接続された二重量子ドット系において、ファノ効果を観測した。2つのドットとリード線との結合が小さい時には、電荷安定性状態図は通常の蜂の巣格子状になっている。それに対し、リード線とドットとの結合が大きい場合には、ファノ共鳴現象が伝導度に出現した。T行列を用いた数値シミュレーションによって、実験結果を再現することができた。この結果は、ファノ効果のメゾスコピック輸送における普遍性を例証するものである。 
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