論文等

原著論文

Toru Yoshizawa, Eiki Iyoda, and Takahiro Sagawa,,
Numerical Large Deviation Analysis of the Eigenstate Thermalization Hypothesis,
Physical Review Letters 120, 200604/1-6 (2018).

概要: 孤立した量子系が熱化するメカニズムとして、固有状態熱化仮説(ETH)が注目を集めている。本研究では量子スピン系のハミルトニアンの数値厳密対角化によって、非熱的なエネルギー固有状態の割合を直接評価した。非熱的な状態は例外状態なので、これは一種の大偏差解析と言える。その結果として、非可積分系では強い形のETHが成立し、可積分系では成立しないという強い証拠を得た。とくに、非可積分項が少しでもあれば、可積分に非常に近い系でもETHが成り立つことを確かめた。
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