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A02公募(2014-15) 中尾 裕也

論文等 | 原著論文

2015

*Wataru Kurebayashi, Sho Shirasaka, and Hiroya Nakao,
A criterion for timescale decomposition of external inputs for generalized phase reduction of limit-cycle oscillators,
Nonlinear Theory and Its Applications (IEICE) 6, 171-180 (2015).

概要: 著者らが以前発展させた強い摂動を受ける非線形振動子に対する位相縮約(Kurebayashiら、PRL111, 2013)において、振動子への摂動を速い成分と遅い成分に分離するための基準を提案した。具体的な振動子モデルに対する数値シミュレーションによりその妥当性を確認した。

*Yoji Kawamura, Hiroya Nakao,
Phase description of oscillatory convection with a spatially translational mode,
Physica D: Nonlinear Phenomena 295-296, 11–29 (2015).

概要: 空間周期的な薄いHele-Shawセル中の振動熱対流に対して、対流の位置の空間並進モードと振動の時間並進モードとの両者を考慮したふたつの位相に対する縮約方程式を導出し、それぞれの位相の感受関数を求めた。応用として、その種の振動熱対流がふたつ結合した系の同期現象を議論した。

2014

*Wataru Kurebayashi, Tsubasa Ishii, Mikio Hasegawa, and Hiroya Nakao,
Design and control of noise-induced synchronization patterns,
EPL (Europhysics Letters) 107, 10009/1-6 (2014).

概要: 非線形振動子集団の共通ノイズ同期現象において、フィルターによって共通ノイズのスペクトルを変えることにより、望ましい位相の分布を実現するような枠組みを提案した。いくつかの振動子モデルとノイズの例について、同期状態やクラスター状態を実現できることを数値的に示した。

*Hiroya Nakao, Tatsuo Yanagita, Yoji Kawamura,
Phase-Reduction Approach to Synchronization of Spatiotemporal Rhythms in Reaction-Diffusion Systems,
Physical Review X 4, 021032/1-23 (2014).

概要: 反応拡散系のリズミックな時空パターンを無限次元の相空間におけるリミットサイクル振動子と見なし、その位相縮約理論を提案した。進行パルスや局在振動スポット、スパイラルやターゲット等の典型的な時空パターンに対して位相応答特性を求め、それらのパターンの同期特性を説明した。

Masahiro Kazama, *Wataru Kurebayashi, Takahiro Tsuchida, Yuta Minoshima, Mikio Hasegawa, Koji Kimura, and Hiroya Nakao,
Enhancement of noise correlation for noise-induced synchronization of limit-cycle oscillators by threshold filtering,
NOLTA, IEICE 5, 157-171 (2014).

概要: 環境揺らぎを用いた非線形振動子の共通ノイズ同期現象において、同期の度合いを向上させるためのノイズのフィルタリング手法を提案し、ノイズのタイプによっては実際に同期度が向上することを数値シミュレーションにより示した。