研究項目

公募研究 A04(2016-2017) 融合班

超伝導磁束量子系をモデルに用いた界面摩擦現象における非平衡ゆらぎの役割の解明

研究代表者

前田 京剛  MAEDA, Atsutaka

東京大学 大学院総合文化研究科 教授
URL : http://maeda3.c.u-tokyo.ac.jp/index_j.html

研究概要

(1) 界面摩擦が発生している状態での界面とその近傍における原子の運動(集団運動の非平衡ゆらぎ)を理解するために、超伝導体磁束格子のマイクロ波-ミリ波領域での複素交流伝導度を、駆動バイアスのある場合、ない場合それぞれで測定し、そのスペクトルを解析することで、原子の集団運動の非平衡揺らぎについての情報を得る。不純物置換や欠陥照射等の手法で様々なピン止め状態の試料を用意し(これは、さまざまな清浄度の界面を用意することに対応)、データを比較することで、原子の集団運動の非平衡ゆらぎと摩擦力のマクロな振る舞い(速度依存性や待機時間依存性)との関係を明らかにする。(2) 理論の助けを借りて,実験結果を正確に理解する。以上により、(A) 界面摩擦現象を微視的に完全に理解し、(B) マイクロマシンやナノマシンの摩擦を制御するための具体的方法を提言する。

新学術領域研究「ゆらぎと構造の協奏:非平衡系における普遍法則の確立」